扶桑精工ができること
超ドライ加工
洗浄・脱脂を超えるドライ加工
通常、工作機械による加工では、油性か、水溶性の切削液を使います。これは加工点の潤滑と共に、切削による熱の除去、切り屑の排出を目的としています。
しかし、材料の中には加工中に冷やすことにより、切粉の加工硬化を起こし、かえって工具寿命を縮めてしまうものもあります。このような材質としては、ごく一般的に使われているSUS304もその仲間です。SUS304の加工ではミストを使用するセミドライ加工や、まったく使用しないドライ加工がよく使われます。
SUS以外でも、近頃では環境問題に配慮して切削油を使用しない動きも出てきました。切削油の使用量減少は、工場の将来に向けての課題です。
さて、加工点の潤滑や冷却が不要であるとして、ワークにまったく油分・水分を付着させないで加工することができるでしょうか。
多くの場合、洗浄・脱脂をすれば事足りるのですが、それでは足りない場合があります。
切削液を止めても、工作機械の回転部分には油が使われており、垂れてこないまでも、僅かに滲み出てくる状態はよく見かけます。
弊社では数日程度なら、滲み出ることもないように管理されているMCがあります。必要な時は完全に脱脂、洗浄してお客様のリクエストにお応えします。